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バナー制作のコツ7選! 効果的かつデザイン性高いバナーの作り方は?
バナー制作のコツ7選! 効果的かつデザイン性高いバナーの作り方は?

バナーの質はユーザーエクスペリエンスやコンバージョンに関わります。適切なターゲット設定や伝えるべき情報の選別、デザインなどはバナー制作時に意識したほうがよい要素であり、制作にうまく取り入れることによって効果の高いバナーが完成します。バナー制作のコツや注意するべき点について詳しく解説します。

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バナーを作る前に検討すべきポイント

実際にバナー制作を始める際には、目的や意図、それによるデザインの方向性を統一することが大切です。それぞれ解説していきます。

誰に何を伝えたいのか

何も計画せずにバナーを制作すると、意図やデザインの一貫性が欠けてしまいがちです。バナーの効果を最大限に引き出すためには以下のような「5W1H」を考慮し、ターゲット層や環境の詳細な分析が必要です。

いつ(when):いつそのメッセージが有効なのか
どこで(where):メッセージに関する場所はどこか
誰が(who):ターゲットとする対象は誰か
何を(what):何を伝えたいのか、どのようなメッセージを伝えるべきか
なぜ(why):なぜそのメッセージを伝えるべきなのか、何を目指すのか
どうやって(how):どのような方法でメッセージを伝えるか

例えば以下のような手法です。
・60代の夫婦向けに夏季のそうめんを宣伝する場合
夏のイメージを反映させるために涼しげな色調や明朝体フォントを使用し、落ち着いたデザインを目指します。
・20代の男性向けにラーメンを宣伝する場合
「ガツンと」や「こってり」などのキーワードを強調し、チャーシューがのった写真や赤・オレンジのカラースキームを用いることで、ターゲット層の興味を引きつけるデザインを目指します。

使用する素材や色味

目的やターゲット層を明確にしたら、次は素材や色の選定、方向性を決めます。
前述の例で挙げた通り、季節やイベント内容を考慮し、目的に沿った色やデザインを検討します。季節に合った色合いや素材は、視覚的な説得力を高めます。情報とマッチするフォントを取り入れることも重要です。

また、商材の性質やサービスの特徴との一致性も考慮します。例えば、高級品なら洗練されたデザインを、カジュアルラインならカラフルで親しみやすいデザインを、といった方向性などです。

ブランドイメージに合致するように、企業やブランドのロゴやカラースキームを尊重します。このような複数の要因を総合的に考慮しながら、色合いや素材、フォントなどを慎重に選択することで、目的に合致した、効果的なバナーデザインが実現します。

バナー制作のコツ7選

バナー制作のコツ7選

バナーの効果を最大限に発揮させるためには、制作の時点で取り入れるべきコツがあります。代表的な7点のコツを意識しましょう。

情報の優先順位を意識する

情報が多岐にわたる場合、どの情報を最も強調すべきか、情報の優先順位を決めます。検討結果に応じて文字サイズや色を調整していくことが、バナーデザインの効果を高めるコツです。

例えば、本の宣伝バナーを考える際には以下のような優先順位が効果的です。
・「○○先生待望の最新作!」
ターゲットであるファンにとって、好きな作家の最新作というのは待ち望んだ情報です。最大限に目立たせるよう、大きな太字で表示したり、目立つカラーを使ったりするなど、目に留まりやすくします。
・「7人の思惑が交錯するミステリー」
このような付加情報は重要情報の下に配置し、文字サイズをやや小さく、通常の太さで表示します。色合いは最重要情報に合わせたコントラストを考慮します。

レイアウトを決める

情報が確定したら、最初にカラー情報を排除し、モノクロのシンプルなカラーでレイアウトを決めます。最初から「色」という意識が入ると配置の決定が難しくなるため、この段階では、情報の位置を優先して検討します。

モノクロのみの配置にすると情報の重なりや見やすさのチェックがしやすく、シンプル、かつ、訴求力があるバナーの制作に役立ちます。訴求力のあるバナーが視覚的な情報伝達性を強化し、高い効果を発揮することは言うまでもありません。モノクロの配置で読みづらい、見づらい部分は視認性が悪い状態になっているため、調整が必要です。

テーマや素材に合ったフォント選び

フォントの選択も視認性を左右します。おしゃれさやクールといった方向性にあわせたフォントを選ぶ際には、見た目のデザイン性だけに固執せず、情報の伝達性を考慮しましょう。装飾や個性が強いフォントはバナー上の情報を理解しにくくしてしまいます。フォントデザインはデザイン性と視認性のバランスが重要です。

スマートフォンのような小さな画面で表示されるケースについても考慮する必要があります。デバイスの種類によっては文字が見えにくくなるためです。デザイン性と視認性のバランスに加え、小さくても見やすく、情報を伝えやすいフォント選びを心がけましょう。

画像の「質」も重視する

選択した画像がバナーのメッセージを明確に伝え、視覚的な印象を強化し、ターゲット層に魅力的な印象を与えなくてはなりません。限られたスペースで多くの情報を伝えるため、アピールしたい特徴やメリットを最も効果的に表現できる画像の選択が不可欠です。商材の特性やサービスの利点に焦点を当て、それを視覚的に伝える画像を選びましょう。

また、バナーの画像だけでその商材やサービスのイメージが伝わるような質の高さも重要です。視覚的に伝達力のある画像は、ターゲットへ直感的に情報を提供し、記憶に残りやすくなります。

質の高い画像であれば、メッセージが明確に伝わり、コンバージョン率の向上につながります。プロが作成する画像やライセンス制の画像など、高い品質を持つ画像の選択がお奨めです。

ボタンを設置する

ボタンの設置はユーザーエクスペリエンスの向上やコンバージョンの促進に役立ちます。バナー内にリンクボタンを設け、明確な次のステップを提供しましょう。

バナーをクリックするとどのようなコンテンツやアクションにアクセスできるかを明確に伝えつつ、ユーザーの行動を促す情報を配置します。

例えば注文住宅のバナーなら「今すぐ見積もりを取る」、動画配信サービスのバナーなら「30日間無料で視聴する」などが効果的です。これによってユーザーが「このバナーを押すと何があるのか」を理解し、興味を持って次の情報へアクセスする可能性が高まります。

ユーザー目線を考慮し、バナー内のリンクボタンが直感的で魅力的であることも重要です。ユーザーが手軽に次のステップへ進むための手順を提供することで、コンバージョン率の向上が期待できます。

「あしらい」を意識する

バナー制作において「あしらい」は大切です。この「あしらい」とは、デザインに装飾やディテールを加えることを指します。単に素材や文字を配置するだけでなく、細かな技を使ってバナーに独自性と視覚的な魅力を付与しましょう。

例えば文字を斜めに配置することで、デザインに動きを持たせ、印象をコントロールしやすくなります。

イラストやアート素材を組み込み、視覚的な興味を引くことも効果的です。これは商材やサービスの特徴を強調し、ストーリー性を追加する手段でもあります。バナーの周囲にフレームやボーダーを追加すればコンテンツが際立ちます。フレームのデザインやカラースキームを工夫して一貫性を持たせるのもお奨めです。

様々なサイズ・見方で画像を確認する

バナーが様々な状況で効果的に機能し、視覚的に魅力的で伝達力のあるものに仕上がっているかを確認します。

まず、画像を異なるサイズや解像度で確認しましょう。前述の通り、さまざまなデバイスや画面サイズでバナーを見る可能性があるため、それぞれ異なる環境でも適切に表示されるかを目で確かめます。
コントラストの強弱にも気を配りましょう。テキストや画像を明確に認識できるかどうかを確認することが重要です。

さらに、伝えたいメッセージやコンセプトがバナーから一目で分かるかどうかをチェックします。バナーの目的や要点がすぐに理解されるデザインになっているかどうかを確認しましょう。バナーを見たユーザーが迷わず次の行動に移す確率を高めるために、メッセージが明確であることが重要です。

バナー制作を外部に頼む際のポイント

バナー制作を外部に頼む際のポイント

バナー制作にかけるリソースがない、また技術的な理由で制作が難しい場合、外部へ依頼するのもひとつの手です。外部依頼の際に注意すべき2点を押さえておきましょう。

バナーのイメージや盛り込む内容を擦り合わせる

バナー制作を外部に依頼する際、スムーズで効果的な作業を進めるためには、情報を確実に、かつ、詳細に伝えることが非常に重要になります。

まず、バナーで訴求したい内容やイメージを事前に明確化します。どのようなメッセージを伝えたいのか、どのような素材や画像を含めたいのかをイメージします。このような複数のポイントを整理し、ヒアリングで外部制作者にしっかりと伝えることが大切です。

ヒアリングの際には、具体的な詳細を共有しましょう。例えばバナーの画像サイズ、含めたいテキストやコピー、使用したい素材、バナーからのリンクで遷移する先のURL、URLが所属するWebサイトのレギュレーション、使用するカラースキームなど、提供できる情報を明確に伝えます。これにより、外部制作者はバナーの制作に必要な条件やディテールを理解し、イメージを実現する作業に着手しやすくなります。

外部製作者とのコミュニケーションと共有はプロジェクトの成功に不可欠であり、明確なガイドラインや情報提供がプロジェクトの円滑な進行に貢献することは間違いありません。外部制作者との密接な協力により、目的に合致し、効果的なツールとして機能するバナーが完成します。

制作にかける予算と費用の相場を確認する

まず、バナー制作にかかる費用について理解します。
バナー制作の料金には一般的な相場がありますが、実際の費用はプロジェクトの要件によって異なります。また、制作してほしいバナーデザインの複雑さや素材の提供方法(こちらで用意するか、依頼先に用意してもらうか)など、具体的な要件や制作内容によって費用が変動します。

さらに、修正回数が費用に影響を与えることについても理解が必要です。修正回数が増えると、最終的な制作費用が増加する可能性があります。

予算をオーバーしないように、また、双方でトラブルが起こらないように、事前に明確な取り決めをしたり、修正回数の上限を設けたりすることが重要です。

依頼したい画像の要件に基づいて大まかな見積もりを取ることも強くお奨めします。見積もりによって適切な予算を立てやすくなるため、プロジェクトがスムーズに進行し、不必要な追加費用を回避できます。

バナー制作の予算計画と費用の見積もりは、プロジェクトの透明性と成功に不可欠な要素です。バナー制作の予算と費用について依頼先と明確に合意し、円滑なプロジェクト進行を実現しましょう。

まとめ

コツを押さえて作成されたバナーは、ユーザーエクスペリエンスやコンバージョンの向上に貢献します。ターゲットの明確化やデザイン、素材などに留意して制作しましょう。

自社での制作にリソースがない場合には、外部依頼も適切な選択肢です。双方のコミュニケーションを確実に取りながら完成イメージを共有し、目的に合致したバナー制作を目指しましょう。

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