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LP(ランディングページ)制作のコツや手順を初心者向けに解説!
LP(ランディングページ)制作のコツや手順を初心者向けに解説!

LP(ランディングページ)を制作したいと考えているものの、具体的に何から始めればよいのかわからない、といった企業の担当者も少なくないでしょう。LP制作で大切なのは、流れや成果につながるコツを押さえておくことです。本記事では、LP制作のコツや手順を初心者向けに解説します。

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LP作成時に押さえておきたいコツ

見栄えのよいLPを作成しても、成果につながらなければ意味がありません。資料請求や問い合わせの増加、売上げの拡大など、成果につながるLPを作成できるよう、いくつかのコツを押さえておきましょう。

ファーストビューを重視する

ファーストビューとは、アクセスユーザーがまず目にする部分です。アクセスユーザーは、ファーストビューの情報や印象から、この先を読み進めるべきか判断します。

LPの直帰率は70%以上と高いため、最後まで読んでもらうにはファーストビューで興味を引かなければなりません。そのため、ファーストビューには自社独自の商品やサービスを掲載するのが基本です。

重要な情報を後半に盛り込んでも、アクセスしてすぐに離脱されては読んでもらえません。では、最初に視界へ入る部分へ多くの情報を盛り込めばよいかというと、これもNGです。情報量が多すぎると、誰に何を伝えたいのかわからず、かえってユーザーの離脱を招く恐れがあります。

また、ユーザーにすぐアクションしてもらえるよう、ファーストビューにはCTAも設置しましょう。資料請求や問い合わせのボタン、会員登録のリンクなどが該当します。

モバイルに最適化させる

LP制作のコツとして、モバイル対応が挙げられます。LPがパソコンにしか対応していないと、ユーザーがスマートフォンなどのモバイル端末でアクセスしたとき、デザインのレイアウトが崩れたり、リンクが機能しなかったりといったことが起こり得ます。

近年は、スマートフォンなどモバイル端末でインターネットを利用する方が多くを占めています。総務省が公表している「令和4年版 情報通信白書 総論」によると、インターネット利用時の端末の世帯保有率は、「モバイル機器全体」が97.3%で、しかも「スマートフォン」が88.6%を占める結果となりました。

情報通信機器の保有状況

デジタルを活用する際に必要となるインターネットなどに接続するための端末について、2021年の情報通信機器の世帯保有率は、「モバイル端末全体」で97.3%であり、その内数である「スマートフォン」は88.6%、パソコンは69.8%となっている

令和4年版 情報通信白書 総論

このように、現在ではインターネット利用時に、スマートフォンを利用するのが主流です。そのため、スマートフォンからアクセスできるだけでなく、見やすさや操作のしやすさなどを意識したLP制作が求められます。

ページ内フォームを作る

資料請求や問い合わせなどのフォームがLP内に設置されていないと、ユーザーに具体的なアクションを促せません。コンバージョンにつなげるには、アクションを促すためのフォーム設置が必須です。

ただ、フォームを設置する際にも注意点があります。フォームを設置しても、入力しにくい、手間がかかるといった場合は、ユーザーの離脱を招く恐れがあります。コンバージョンを高めるには、ユーザーの手間を軽減できる工夫が必要です。

具体的な手法としては、入力フォーム最適化が挙げられます。氏名を入力したら自動的にふりがなが振られる、入力ミスを即座にエラーで知らせる、入力完了まであとどれくらいかかるのか知らせるなど、フォームを最適化しユーザーの負担を軽減しましょう。

LP制作の基本的な手順

LP制作の基本的な手順

LP制作を自社で進めるのなら、基本的な手順を押さえておくとスムーズです。基本的な手順としては、「ゴールの設定」→「全体の構成」→「コンテンツ制作」→「デザイン」→「実装」→「効果測定」といったように進めていきます。

1. 目的・ターゲット・ゴールを設定する

まずは、LPで何を達成したいのかを決めましょう。それによって、LP内に盛り込むコンテンツの内容やレイアウトなどが異なります。よくあるLPの目的やゴールは、資料請求やメルマガ会員登録、商材の購入などです。目的を明確化すると、作るべきLPの姿を具体的にイメージできるため、成果につながるLPを制作できます。

また、ターゲットも設定しましょう。集客対象となるターゲットによって、LP内での訴求方法やメッセージなどが変わります。20代の女性と50歳以上の男性とでは、感性や価値観も大きく異なるため、それを踏まえたデザインやレイアウトにしなくてはなりません。

2. LPの構成を作る

LPの構成次第で、最後まで読まれるかどうかが決まると言っても過言ではありません。構成としてよく使われるのは、「ファーストビュー」→「ボディコピー」→「クロージング」という形です。

ファーストビューは、ユーザーの興味を引くことが目的です。そのため、インパクトの強いキャッチコピーや商材の魅力的な画像、CTAなどを配置します。
ボディコピーには、ユーザーのモチベーションを高めるためのストーリーやお客様の声、課題解決が可能である証拠などを掲載しましょう。
クロージングは、ユーザーに具体的なアクションを起こしてもらう部分です。設定したゴールにしたがい、会員登録フォームや資料請求フォーム、商材の購入ボタンなどを配置しましょう。

なお、扱う商材やゴールによって構成は変わるため、この構成がもっとも効果的であるとは断言できません。ただ、比較的よく使われるため、慣れないうちは定番の構成で制作を続けてみましょう。

3. コンテンツを作成する

ここで言うコンテンツとは、LP内に盛り込む文章を指します。共感を得るためのストーリーや課題解決が可能であることを示す文章、商材に関する説明テキストなどが該当します。

ユーザーが実際にアクションを起こしてくれるかどうかは、コンテンツのクオリティで決まることが多いため、コンテンツ制作は重要なプロセスです。ターゲットを引きつける文章を執筆しなければならないため、高度なライティングスキルが求められます。

社内にライティングできる人材がいないのなら、外注も視野に入れてみましょう。専門企業やライターなどへ発注すると、費用はかかるものの要望に合わせて高品質なコンテンツを作成してもらえます。具体的にどれくらいの費用がかかるかは、作成してもらうコンテンツのボリュームや内容、依頼先などによって大きく異なるため、事前に見積もりを提出してもらいましょう。

4. デザイン制作を行う

構成とコンテンツ制作が完了したら、LPのデザイン制作に着手しましょう。見た目次第でアクセスユーザーに与える印象は大きく変わり、最終的な成果にも影響を及ぼすため、デザイン制作も重要なプロセスです。

デザインで大切なのは、ファーストビューのインパクトです。アクセスユーザーの興味を引き、どんどん読み進めたくなるようなファーストビューを意識しましょう。また、画像を必要以上に入れない、テーマにマッチしたテキストのスタイルを採用するなども重要なポイントです。

成果につながるLP作成において、デザインが重要な要素のひとつであるのは言うまでもないものの、デザイン先行で進めるのは注意が必要です。どれほど見栄えがよいデザインであっても、コンテンツの内容が薄く、ユーザーの心にも響かないとなると、成果にはつながりません。最良のコンテンツを活かすためのデザインを意識しましょう。

5. 実装する

デザインが完成したら、Web上で閲覧できるよう実装を進めていきましょう。HTMLやCSSなどの言語を用いたコーディング作業が必要となるため、社内に対応できるエンジニアがいなければ外注を視野に入れます。

問い合わせがあったときに対応するメールアドレスのほか、返信時の文面、LPのURL、アップロードするサーバーなども決めておきましょう。実装が完了したら、効果検証で必要な計測タグを設置します。

なお、計測タグは正しい場所に設置しないと正確に計測できません。CVタグなら、コンバージョン完了ページ(サンクスページ)に設置しましょう。

6. 効果測定を行う

LPは制作して完了ではありません。運用をスタートしたあとは、効果測定をしつつ見直しと改善を繰り返すことで、LPをブラッシュアップさせていきます。

公開したばかりのタイミングでは、アクセスが集まらず、成果にもつながらないケースがほとんどです。定期的な効果測定と改善の繰り返しによって、少しずつ成果につながるLPへと進化させられます。

効果測定の結果、セッションが少ないのなら、集客力が弱い証拠であるため、アクセスを集められるよう改善を進めましょう。例えば、リスティング広告を用いたプロモーションやSEOなどの対策が挙げられます。

コンバージョンが低いのなら、コンテンツの中身やCTAへの導線などを見直してみましょう。成果につながるLPへ進化させるには、PDCAサイクルを回しつつ改善を繰り返すことが大切です。

LP制作に必要な期間

LP制作に必要な期間

LPの制作方法やコンテンツのボリュームなど、さまざまな要素によって制作に必要な時間は変わります。デザインに凝らない簡単なLPなら、外部に委託して2週間から1ヶ月前後が目安です。

デザインや構成にもこだわり、コンテンツ制作も外注するとなれば、2ヶ月以上の月日を要することも少なくありません。どこまでの領域を対応してもらうかによっても、最終的な期間は大きく変わります。

自社制作するケースで、なるべく期間を短縮したいのなら、LP制作ツールの利用がおすすめです。あらかじめ用意されたテンプレートにそってコンテンツを配置するだけなので、誰でも簡単にLPを作成できます。ただ、設計やデザインの自由度はそこまで高くない点に注意が必要です。

LPは初心者でも制作可能か

初心者でもLP制作は可能です。コーディングやプログラミングの知識、スキルがなくても、LP制作ツールやテンプレートを活用すれば制作できます。使用するツールによっては、デザイン性に優れたLPを低コストで制作できるため、自社で手掛けたいときは活用を検討してみましょう。

LP制作ツールを選ぶ際には、操作性をチェックしましょう。運用を開始したあとも、見直しや改善のため幾度となくLPに手を加えるため、なるべく簡単に操作できるツールを選ぶべきです。また、アクセス解析や他のツールとの連携が可能か、自社の商材にマッチしたテンプレートが用意されているかなども確認しておきましょう。

LP制作は外注の検討もおすすめ

LP制作は外注の検討もおすすめ

自社でLPを制作するとなると、コンテンツ作成やコーディングを担当できる人材が必要です。費用を抑えられるメリットがあるものの、LP制作にリソースを消費してしまいます。社内の人材にLP制作のスキルを習得させる道もありますが、時間がかかるためあまり現実的とは言えません。

なるべく短期間で、高品質なLPを手に入れたいのなら、外注を視野に入れてみましょう。社外の専門企業へ制作を依頼すれば、短期間で理想的なLPを制作してもらえます。費用はかかりますが、成果につながりやすいLPを制作してもらえるため、費用対効果は高いと考えられます。

アクセスユーザーの興味を引く魅力的なLPを制作することで、資料請求や問い合わせの増加、売上げの拡大につながります。本記事を参考に、成果につながるLP制作に取り組んでみてください。

まとめ

成果につながる高品質なLPを制作するには、ファーストビューを重視し、モバイル対応も適切に行いましょう。自社で制作するのなら、大まかな流れを把握しておくとスムーズに作業が進みます。

LP制作は初心者でも可能であるものの、試行錯誤しながら取り組むことになるため時間がかかります。早期の公開と運用を望むのなら、専門企業への外注も視野に入れてみましょう。

日本テレビアート サービス概要資料

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